メンズエステの密着施術【ハグヒーリング】お客様との適切な距離は?

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メンズエステでは、施術中にセラピストとお客様の体がどうしても触れ合うことになります。

でも、マッサージのときにどの程度まで密着していいのか迷いますよね。

また、セラピストさんの中には

女の子
メンズエステでのハグって問題ないのかな

と不安に思っている方もいるのでは?

今回のコラムを読めば、下記の疑問がスッキリします。

ハグヒーリングでのお客様との適切な距離は?
メンズエステでの密着のルールは?

わかるようで実は分かりにくいメンズエステの【ハグ】問題。

この機会にしっかりと理解しておきましょう!

そもそも「ハグ」とは?


ハグをウィキペディア(Wikipedia)で引くと、このように説明されています。

ハグ(huggingあるいはhug)または抱擁(ほうよう)とは、腕で(誰かを)抱きしめること

ハグ – Wikipedia

ハグには

・ドーパミンが分泌されることで幸福感を得られる
・オキシトシンが出て安心感(癒やしや安らぎ)を得られる
・副交感神経が高まりリラックスできる

などの効果があると言われています。

欧米では軽いあいさつとして男女間でも普通に行われている習慣ですが、日本人にはあまり馴染みがありませんよね。

そのため、いきなりハグをするとドキッとしちゃう人も……。

中には「ひょっとして自分に気があるのかな」なんて、勘違いをされてしまうケースもあるようです。

メンズエステにおける「ハグ」の位置付け


メンズエステでハグをするのはどんな場面でしょうか?

考えられるのは

・ご対面のハグ
施術中のハグ(ハグヒーリング)
・お別れのハグ

といったところだと思います。

そもそもメンズエステはその施術の性質上、親和性が高いサービスです。

なぜなら、メンズエステはセラピストが男性客に「癒し」を提供する場所ですから。

メンズエステにおいて、密着はある意味では欠かせないサービスとなっています。

とは言え、行きすぎた密着行為は過剰サービスとみなされることもあるので危険。

ハグヒーリングをするときも、あくまでも適度な距離感を保つことが大切です。

メンズエステでハグをするときの注意点


もしかして、セラピストさんの中には今まで何も気にせずにお客様とハグをしていた方もいるのではないでしょうか。

メンズエステの密着はある意味では欠かせないサービスが、注意すべきポイントがあります。

密着の注意点


・お客様から故意に触れさせないこと
・性的サービスを連想させないこと

ここで言う性的サービスとは、下記の行為を指します。

・キス
・舌や唇で男性の体を愛撫する行為
・手で性器などを触ってあげる行為

メンズエステはセラピストとお客様の距離が近いため、ハグから過剰行為に発展してしまうリスクもゼロとは言えないのです。

相談者
たかがハグくらいで……

と思うかもしれませんね。

メンズエステでのハグにおける注意点について、もう少し詳しく説明します。

お客様の中には、ハグ=本番OKと勘違いする人もいます。

セラピストがハグを単なるスキンシップだと思っていても、お客様はそう思わないケースもあります。

男性
ハグしてくれたなら、ついでにキスぐらいいいじゃん

男性
ハグしたならアソコ(股間)にもタッチして

つい興奮して、そんな風にエスカレートしてしまう男性もいます(なにせ相手は紙パンツ一枚ですからね)

メンスエステは性的サービスNGなので、要求に応じてしまえばその時点でもうアウト。風営法違反です。

万が一、指名が欲しいためにキスを許してしまったら、次は手コキ→本番へと発展してしまいがち。

施術中のハグにはそうしたリスクがあると覚えておいた方がいいでしょう。

お別れのハグはぎりぎりセーフ

このように、施術中のハグには危険が伴います。

それでは、施術以外のときにハグをするケースはどうでしょうか?

結論を言えば、お別れ(あるいはご対面)のときに挨拶の意味合いでハグをするぐらいなら、ギリギリOKでしょう。

ただ、ハグをすることによってお客様に変な期待を与えてしまうかもしれません。「俺に気があるのかな」と勘違いして、次回来店した際に過剰要求をしてくる可能性もあり得ます。

また、危険が大きいのは施術終了直後のハグです。

セラピストさんによっては、施術終了の合図にお客様を抱き起したタイミングでハグをする人もいます。

この場合、お客様はまだマッサージの余韻に浸っていますし、着替えをしていなくて半裸(紙パンツ一枚)状態ですから危険は大きいと言えます。

特に、ハグをした後にお客様が延長をリクエストしてきたときには要注意ですね(笑)。

ハグヒーリングにおける適切な距離感は?


施術中のハグは危険と上述しましたが、メンズエステにはハグヒーリング(ハグ施術)と呼ばれるサービスもあります。

ハグヒーリングは本来「母親が子供を抱きしめることで痛みが軽減する」効果を表す医療用語。そこから転じて、メンズエステ業界でも用いられるようになりました。

「ハグ」という単語のイメージから「メンズエステでそんなに密着して大丈夫?」と思うかもしれませんね。

しかし動画をよく見れば、ハグヒーリングは直接ハグをしているのではないことがわかるはずです。

ハグヒーリングとはハグは、実は別物。ハグヒーリングは、あくまでも技術としてハグ感を感じられるオイルトリートメント方法なのです。


日本ハグヒーリング協会のXより引用)

最近は密着に対する当局の目が厳しくなってきましたが、根強いファンは多いようですね!

ハグをしたことがあるセラピストの声

私は以前、お客様にハグをしてちょっと後悔してしまった経験があります。

いつも私を指名してくださっているリピーターのお客様が、帰り際に「気分がスッキリしたよ。ありがとう」ってハグしてきたんです。

常連さんで施術中も紳士的なお客様だったので、そのときは

女の子
ハグぐらいはいいか

……と思ったのですが、それが間違いでした。

そのお客様とはLINEを交換していたんです(予約を取りやすいように、です)。

そうしたら、その日の夜にお礼のLINEが入っていて

男性
今日はハグしたから、次はキスだね

……って。さすがにちょっと焦りました。

次に来店したとき本当にキスを求められましたが、もちろんお断りしました。

そのお客様は気まずくなったらしく、それ以来は指名をしてこなくなりました。

リピーターを失ったのは痛いけど、実質的な被害はなかったのでほっとしています。

(都内メンズエステ勤務・24歳)

ハグヒーリングを受けたお客様の感想

先日、メンズエステでハグヒーリングを受けました。

いざ施術が始まると、密着しながらしっかりのほぐしマッサージ&ハグヒーリング。

無駄にグリグリ、ゴリゴリとしないで呼吸に合わせたマッサージの動きがゆったりとしているのも心地が良く、いつの間にか凝りがほぐされる感じ。

ストレッチをするときも「吸って、吐いて……」と優しく声掛けをしてくれて、ものすごく一体感があります。

体勢を変えるとき常に身体に触れていて、母親が子どもを守っているような安心感や包容力を感じました。

身体だけでなく、心までも優しく包まれる――この幸福感はまさにハグヒーリングならでは。

母性を出してくるタイプですが、女性らしい色気もしっとりと魅せてくれるセラピストさんでした。最後まで献身的なふんわり密着ハグ施術で、こちらもふんわりと気持ちいいんです。

本当に全身がぬくもりに包まれるような感覚で、柔らかな肌のぬくもりに触れあい、終始幸せな気持ちで満たされました。

まとめ

今回はメンズエステにおけるハグについてお伝えしました。

ハグは軽いあいさつ程度のものだと思っている人も多いようですが、メンズエステでは紙パンツ一枚になった男性の体に触れながらマッサージを行うため注意が必要です。

しかもメンズエステの場合、個室です。公衆の面前であいさつをするのとは訳が違うことを理解しておいてください。

どうしてもお客様に感謝の気持ちを伝えたいなら、せめて別れ際に軽くハグをする程度にとどめておくべき。例え軽いノリであっても、施術中にはハグをしない方が無難です。

また、ハグヒーリングをするなら、事前に「これは施術です」と伝えて予防線を張っておくといいでしょう。

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モルワイデ・綾

メンズエステ経験5年の元セラピスト。現在はメンズエステの業務のお手伝いをしながら、セラピストさんやメンズエステユーザーに向けて役立つ情報を発信しています♪

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