今回はメンズエステにおける「抜き」問題を取り上げます。
※抜き(ヌキ)=男性を射精させることの俗称です
メンズエステが「グレー」と言われる理由
メンズエステは「グレー」と言われることが多い業界です。
なぜなら「健全店」(抜きなし)と過剰店(抜きあり)が見分けにくいから。
一口にメンズエステといっても、そのタイプには3種類あります。
2:メンズエステ
3:回春エステ
1の男性用美容エステは「ダ〇ディハウス」や「MEN’S T〇C」などの脱毛や痩身、美容を目的としたエステです。セラピストの衣装は白衣などで性的な印象は全くなし。もちろん、抜きはありません。
3の回春エステは「風俗エステ」とも呼ばれ、抜きありの風俗店です。マッサージの後に局部の指圧マッサージ(手コキ)サービスで射精に導きます。セラピストの恰好も露出度高めなコスチュームだったり、トップレスだったりします。
当コラムで扱うメンズエステは、男性用美容エステと回春エステの中間に位置します。
メンズエステは風俗営業の届け出をしていない「非風俗店」ですから、抜きは禁止です。また、セラピストがお客様の性器に触ることも、お客様がセラピストの体に触れることも禁じられています。
ほとんどのメンズエステはこの規則をきちんと守って営業をしている健全店ですが、残念ながらなかには「裏オプション」と称してこっそり抜きサービスを行っている不健全なお店も存在します。
そこがメンズエステがグレーだと言われる由縁です。
そもそもメンズエステ自体、セラピストさんの技術+αが求められる業種です。
単にマッサージが目的なら「ても〇ん」みたいなサロンで十分ですよね。高いお金を出してメンズエステを利用するお客様は、体をほぐすこと以外に魅力的な女性との会話やスキンシップで癒されることを求めています。
メンズエステには男性の股間ギリギリをマッサージする「鼠径部(そけいぶ)マッサージ」がありますし、施術の体勢によっては密着せざるを得ないこともあります。
それに男性は紙パンツ一枚という恰好ですし、セラピストはちょっとセクシーな衣装を着ていることがほとんどです。
お客様はいわば「蛇の生殺し」状態なので、施術中にムラムラしてしまうこともしばしば。そのため、抜きサービスを容認する「過剰店」も後を絶たないというわけです。
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メンズエステの「抜きあり」「抜きなし」の見抜き方
では、メンズエステの「抜きなし」健全店と「抜きあり」過剰店を見分けるにはどうしたらいいのでしょうか。
これからメンズエステで働きたいと思っている女の子は、面接に行く前にある程度の検討をつけられたらありがたいですよね。
そこで、働く前にチェックできるポイントをいくつかご紹介してみます。
ポイント1:他店と比べて金額がかなり高い
この場合の金額とは、お客様が支払う料金のことです。
お店の料金が高い、すなわち、セラピストに支払われるバックも高額でラッキー!となりがちですが、そんなおいしい話ばかりではありません。
料金があまりに高いメンズエステの中には、抜きを前提としたお店もあるので要注意。特に、ブランド力がない無名店で高額な料金を設定している店舗は抜きありの可能性が高いので、気を付けた方がよさそうです。
また、料金の初期設定が安い場合でも、お店によっては女の子に別途料金を支払うことで抜きが発生するケースもあります。
そうしたお店は、公式サイトが見るからに安っぽくて怪しいことがほとんどです。事前に公式サイトを見て、料金システム以外のページもきちんとチェックしておきましょう。
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ポイント2:在籍写真のコスチュームが過激
健全店の公式サイトに掲載されているセラピストの制服はTシャツ+スカートやワンピース、施術着といった清楚な格好がほとんど。オプションでキャミソールなどを着用することはあっても、そうしたコスチュームを在籍写真に載せることはまずありません。
しかし、性的サービスを提供している過剰店ではキャミソールやベビードール、セクシーランジェリーなどを着用した露出度の高い写真を前面に押し出したりしています。
通常のサービスのみを提供しているメンズエステなら、ホームページに掲載されているセラピストの制服は、「Tシャツ+スカート」や「ワンピース」といった施術着である場合がほとんどです。
しかし、性的サービスを提供している違法メンズエステは、セラピストの写真の服装が
・キャミソール
・ベビードール
・下着(セクシーランジェリー)
など極端に露出度が高く、性的なニュアンスが強く前面に押し出された服装の場合が多いです。
ぜひチェックしてみてください!
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ポイント3:所在地を明かしていない
これからメンズエステで働きたいセラピスト志望者の中には、ネットで検索してお店選びをしている女性も多いと思います。
そのお店の公式サイトには、お店の住所が明記されていますか?
明記されていたら、そのお店はおそらく健全店です。しかし、万が一表記されてないなら、ちょっと用心した方がいいかも。
なぜならそうしたお店は裏でいかがわしい行為をしていることが多く、摘発されるリスクが高いから住所を公開していないのです。
ちなみに、少し前までは「固定電話がない」お店も同様に怪しいと思われていましたが、最近ではスマホが普及したことに加えて、マンション型メンズエステや出張マッサージが増えてきたことでそのイメージは払拭されつつあるようです。
他にも、抜きあり店にはこんな特徴があります。
・24時間営業をしている
・アジア系外国人が在籍
……上記のポイントにあてはまったら、もしかしたら過剰店かも。あくまでも「可能性が高い」ということなので、参考にしてみてください。
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メンズエステ「抜きあり・なし」の見抜き方(面接・入店後)
セラピストに性的なサービスをさせるような違法なメンズエステは、面接や入店後の研修で発覚する場合がとても多いです。
求人広告や求人ページでいかにも健全店を装っていても、実際には性的なサービスを提供しているお店は残念ながら多数存在しています。
面接で性的サービスを匂わせてくる
面接のときに
・脱衣(全裸・半裸問わず)
・裏オプション
・紙パンツを破る
・お客さまの自慰行為を見る
などの行為があるという話題が出たら、ほぼ100%性的なサービスを提供しているメンズエステです。
これらの行為は性的なサービスに含まれるため、警察に通報された場合のお店が被るリスクがとても高いのです。
もしも警察のガサ入れが入って違法行為が見つかった場合は、店だけでなくセラピストも逮捕されてしまう可能性があります。
ちゃんとしたメンズエステでしたら、このような風俗的な行為は禁止していることをセラピストにもお客さまにも強く言うはずです。
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研修が短いorない
メンズエステで実際にお客さまへの施術ができるようになるためには、最低でも3時間以上は研修が必要です。
しかし、中には研修の時間が1時間程度しかなかったり、または研修なしというようなメンズエステもあります。
……なんて、安易に考えてはいけません。
メンズエステのお仕事は未経験者でもできますが、1時間程度の研修で2時間もお客さまにマッサージし続けられませんよね?
時間いっぱいマッサージをしないと、時間が余ってしまいお客さまとセラピストの間でエロい雰囲気になってしまいます。
そうすると、お客さまはマッサージ以上のサービス、つまり性的なことを要求してきます。
お店側が直接的に違法な性的サービスをセラピストにやるように推奨していなくても、暗に性的なサービスをするようにセラピストに匂わせているといえるでしょう。
働く女性を第一に考えているしっかりしたメンズエステは、研修をセラピストのレベルに合わせて段階的に行っています。
正直、セラピストにとって研修は負担ではありますが、その分、マッサージのスキルをきちんと身につけることができます。
すると、性的なサービスを求めてくるお客さまが減るので、結果として女性にとってより働きやすい環境になるのです。
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まとめ
以前、このコラムで書きましたが、私も実際に風俗エステでうっかり働いてしまったことがあります。当時は本番行為を求めてくるお客様もいて、いちいち断るのが辛くて病んでしまったものです。
何度も書きますが、メンズエステで働くなら健全店が一番です。
なぜなら、抜き行為をしたお客はリピーターにはなってくれないので結局は損するだけ。何よりも自分が危ない目に遭うかもしれないということを一番に考えてくださいね。
このコラムを読んだあなたがメンズエステの優良店に巡り会えれば、幸いです!
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